食品科学の研究、県と岐阜大連携 2019年に拠点開所 /岐阜県
2017年10月31日
県と岐阜大学が連携して食品科学分野の研究を進める県食品科学研究所(仮称)の起工式が30日、岐阜市柳戸の同大学であった。笠松町にある県産業技術センター食品部を移転させ、地域の企業が求める食品素材を開発する。企業の社員や県職員らが学生向けに講義し、食品研究分野での人材育成もめざし、2019年4月に開所する予定。
古田肇知事は「産学官連携の拠点ができた。人材、技術、知見、情報が結集する」と述べた。森脇久隆学長は、建設場所近くで県中央家畜保健衛生所が6月に開所したことや、スマート金型の開発拠点が建設中であることにも触れ、「ものづくり産業、畜産業、食品工業の県のハブになる」と歓迎した。(吉川真布)
【写真説明】
県食品科学研究所(仮称)の完成予想図=県提供
《朝日新聞社asahi.com 2017年10月31日より抜粋》