成田空港に検疫犬 鳥インフルエンザなどの侵入防ぐ狙い
2005年12月16日20時38分
肉や卵製品をかぎ分ける「検疫犬」2頭がオーストラリアから到着し、16日、成田空港の税関検査場前で、訓練用の肉製品を使った探知活動が披露された。 検疫犬は、鳥インフルエンザや口蹄疫(こうていえき)などの家畜伝染病の侵入を水際で防ぐのがねらいで、国内で初めて導入された。
2歳と1歳半のメスのビーグル犬で、税関の麻薬犬と区別するため、水色のベスト姿で活動する。ソーセージの入った手荷物を探知し、担当者の横にすわって合図した。
家畜伝染病予防法で、検査証明書のないハムやソーセージは国内に持ち込むことはできないが、うっかり手荷物の中に入れてしまう旅客も少なくないという。
《朝日新聞社asahi.com 2005年12月16日より引用》