日欧EPA、着地点探る
2017年06月28日
日本と欧州連合(EU)が7月はじめの大枠合意をめざす経済連携協定(EPA)交渉で27日、山本有二農林水産相がホーガン欧州委員(農業担当)と電話会談した。
山本氏はチーズなどの酪農分野が改革途上であることなどに触れ、農林水産分野で一定の関税を残すことなどに理解を求めた。山本氏は約40分の会談後報道陣に対し、「畜産、酪農すべてにおいてEUに一日の長があり、我が国が伍(ご)して戦うには準備期間がいる」と話した。
全体交渉を担う岸田文雄外相とマルムストローム欧州委員(通商担当)の会談を視野に、着地点を探る動きが続いている。
《朝日新聞社asahi.com 2017年06月28日より抜粋》