20050816

米のBSE危険部位除去、違反1036件 米農務省確認


2005年08月16日14時34分

米農務省は15日、牛海綿状脳症(BSE)対策である特定危険部位の除去手続きをめぐり、04年1月から05年5月までに1036件の違反があったことを明らかにした。米メディアが報じた。同省は、違反がわかった場合には是正措置を取らせたとして「危険部位は消費者に届いていない」と説明しているが、米国産牛肉の日本への輸入再開論議にも影響を与えそうだ。

違反事例の中には、牛の年齢を区別しないで処理したり、除去に使った道具や装置の洗浄が不十分だったりする例があったという。

米国では03年12月に初のBSE感染牛が確認された後、牛肉加工業者に対し、原因物質がたまる脊髄(せきずい)や脳といった危険部位を生後30カ月以上の牛から除去する手続きなど新たな規制を導入した。

 

《朝日新聞社asahi.com 2005年08月16日より引用》

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