20050611

米で2例目のBSEか、疑いの牛発見


2005年06月11日11時22分

米農務省は10日、牛海綿状脳症(BSE)の疑いがある牛が米国内で見つかったと発表した。BSEと確認されれば、03年12月に見つかった感染牛に次ぎ、米国内では2例目となる。生産地などの詳細は明らかにされていないが、月齢などによっては、米国産牛肉の輸入再開をめぐる日米協議にも影響する可能性がある。

米農務省によると、簡易検査で3頭の陽性牛が見つかった。確認のための別の検査では3頭とも陰性となったが、最近行ったウエスタンブロット法による検査で1頭が陽性となった。歩行が困難な状態で、比較的高月齢としている。現在、この牛の組織から採取した標本を英国の研究所に送るなどして検査中で、最終結果が出るまで数日かかるという。

米農務省は04年6月から、対象頭数を大幅に拡大した検査を実施し、これまで約37万5000頭を検査した。拡大後の確認検査段階で、陽性牛が見つかったのは今回が初めて。

 

《朝日新聞社asahi.com 2005年06月11日より引用》

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