飼い犬がエキノコックス感染 義務化後初の報告、北海道
2005年02月04日
キタキツネや犬などに寄生し、人間では肝障害を起こす寄生虫エキノコックスに、飼い犬が感染したと4日、厚生労働省が発表した。北海道の獣医師が保健所に届け出た。昨年10月からエキノコックスなど3種類の感染症について、獣医師の届け出が義務づけられ、初の報告例となる。
感染したのは雄のラブラドル犬(2歳)。ふだん山野を散歩させていたことから飼い主が感染を疑い、動物病院で検査したところ、1月21日に感染が確認された。飼い主は感染していなかった。
獣医師から届け出を受けた保健所は、犬を外出させないよう飼い主に指導。感染源となる犬のふんも回収した。
北海道疾病対策課によると、道内の獣医師による飼い犬のエキノコックス症の報告は、従来の任意届け出も含め7例目。
(02/04 23:51)
《朝日新聞社asahi.com 2005年02月04日より引用》