鶏のゲノム解析の概要版でき上がる 鳥類では初
2004年12月09日
鶏のゲノム(遺伝情報全体)解析の概要版ができ上がった。鳥類では初。ヒトと比べ、ゲノムを構成する塩基対は約3分の1(約10億個)だが、遺伝子総数は2万~2万3000個でほぼ同等と推定された。鶏の改良や、実験動物としての高度の利用、進化の解明などに役立ちそうだ。
家畜の鶏の先祖に当たるセキショクヤケイについて、米ワシントン大(セントルイス)などが解析し、9日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
鶏は、卵がワクチン生産に使われ、鳥インフルエンザなど人にかかわる病気もあって、医学的にも重要。ゲノム解析の成果は研究や開発を加速するとみられる。
(12/09 03:11)
《朝日新聞社asahi.com 2004年12月09日より引用》