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「ヤコブ病で5年間に13人死亡」 米政府に調査を要求


2004年04月07日

米北東部ニュージャージー州の一部地域でクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)による死者が過去相次いでいたことが分かり、BSE(牛海綿状脳症)の牛を食べたことが原因の恐れはないか、同州選出の上院議員2人(民主党)が米疾病対策センター(CDC)に詳しい調査を始めるよう求めた。

地元住民の訴えなどによると、88~92年の5年間に、同州のチェリーヒル地区にある競馬場の従業員や客ら少なくとも13人がCJDで死亡しているという。

CJDの発生率は100万人に1人ほどで、同地区の場合、発生率が高い恐れがある。また、通常のCJDは老年期に発病することが多いが、13人の死者には20代の人も含まれており、一部住民が「地元レストランで食べた牛肉が原因で、変異型CJDを発症したのでは」と不安の声を上げている。

CDCは対応を明らかにしていない。米国では02年、英国で生まれ育ったフロリダ州在住の女性が変異型CJDと分かったが、国内でかかった例は確認されていない。

(04/04/07 22:00)

 

《朝日新聞社asahi.com 2004年04月07日より引用》

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