20040401

実験動物ラットのゲノム、解読結果の概要まとまる


2004年04月01日

代表的な実験動物、ラット(ネズミ)のゲノム(全遺伝情報)の解読に取り組んできた欧米の公的機関や大学、企業などの国際チームは31日、解読結果の概要がまとまったと発表した。英科学誌ネイチャーの1日号に発表する。

ラットのゲノムは27億5000万対の塩基からなり、解読は、哺乳(ほにゅう)類ではヒト(29億対)とマウス(ハツカネズミ、26億対)に続いて3種目。

ラットの遺伝子の90%前後は、ヒトの遺伝子と起源が共通のものだった。ラットは医学実験によく使われるだけに、ゲノムの解読は、病気の仕組みの解明や医薬品の開発に役立つと期待される。

(04/01 03:13)

 

《朝日新聞社asahi.com 2004年04月01日より引用》

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