20030124

エイド社が「日本人のクローン男児誕生」と発表


2003年01月24日

 世界初のクローン人間を誕生させたと主張しているクローンエイド社の責任者ブリジット・ボワセリエ氏は23日、「日本で22日朝に日本人のクローン男児が誕生した」と発表した。日本でDNA鑑定しているというが、科学的証拠は何も示さなかった。

体重は7ポンド(約3200グラム)あり、健康状態に問題はないという。両親は40代の日本人夫婦で、日本人ではないアジア人の代理母が出産したと説明した。

1年半前、事故で昏睡(こんすい)状態に陥った男児(当時2歳)の体細胞を採取。男児の死亡後、提供卵子とともにクローン受精卵をつくって代理母の子宮に入れたとしている。

現在、科学者である父親を含む数人の日本人の専門家が、凍結保存しておいた死亡男児の細胞と「クローン男児」の細胞のDNAが一致するか鑑定中だという。

ボワセリエ氏は「鑑定結果は日本で公表されるだろう。クローン男児や当社の研究施設の様子を近くホームページで公開する」と述べた。

今回までの3例や来月にも始める20例は無料だが、「その後は料金を取ることも考える」とビジネスに意欲を見せた。

 

《朝日新聞社asahi.com 2003年01月24日より引用》

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