体細胞クローン牛の安全性確認と発表
農水省
2002年08月15日
農水省は13日,食品としての利用実績がない体細胞を利用したクローン牛について「一般牛との差は認められなかった」とする調査結果を発表した。厚生労働省が00年6月に「食品としての安全性を懸念する科学的根拠はない」と中間報告しており,これを実証試験で裏付けた。
ただ,体細胞クローン牛を食用に解禁した国がないうえ、安全性を疑問視する専門家も多いため,厚労省は慎重に検討を進める方針だ。受精卵クローン牛の食肉は,すでに一部が流通している。
《朝日新聞 2002年08月15日より引用》