BSE対策 道内対象の1万頭余を国、買い上げ 【北海道】
2002年07月24日
牛海綿状脳症(BSE)と確認された4頭が96年3、4月生まれの高齢乳牛だったことから、国が同時期生まれの乳牛を1頭6万円で買い取ることを決めたことを受け、道は23日、農家への説明や道として負担する費用の算定などの作業を始めた。
道の推計では、道内で買い取りの対象となる牛は1万1千~1万2千頭。うち100頭ほどにBSE以外の病気を含めた神経症状が見られる可能性があり、BSE研究に大きく役立つとみている。
道酪農畜産課は「農家の協力がなければできないので、どれだけ調査できるか未知数だが、道独自の施策と併せて努力をしたい」としている。
《朝日新聞 2002年07月24日より引用》