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中国産肉の禁輸半年に 禁止物質検出でEU


2002年07月21日

 【ブリュッセル20日=脇阪紀行】欧州連合(EU)が1月末に一時的な輸入停止措置を取った中国産の鶏、アヒルなどの肉類の禁輸が続いている。EUで使用が禁止されている抗生物質「クロラムフェニコール」を検出後、EUは中国側に医薬品や農薬の管理、残留物検査体制の強化を求めてきたが、改善が不十分と判断されているためだ。

 EUは、輸入冷凍エビから抗生物質が見つかった昨年9月から中国産品への監視を強化し、同11月には中国で現地検査をした。この結果、「食肉、海産物の残留物質対策に重大な欠陥がある」と判断、ペットフードを含む動物由来の食品すべてを一時輸入停止にした。対象産品の00年の輸入額は3億2700万ユーロ(約380億円)に達した。

《朝日新聞 2002年07月21日より引用》

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