20010321

口蹄疫の対策、「焼却」を支持 EU農相理事会


2001年03月21日

【ブリュッセル20日=冨永格】口蹄疫(こうていえき)への対策を協議した欧州連合(EU)の農相理事会は十九日、感染地域の家畜を大量処分する英国の手法を支持し、予防ワクチン使用は見合わせることで合意した。ワクチンを使えば感染を抑えられる可能性はあるが、国際社会で「汚染地域」とみなされ、域外への畜産品の輸出が難しくなるためだ。英国では、口蹄疫が約三百五十カ所で見つかり、約二十万頭の牛や羊、豚が焼却処分された。さらに五十万頭以上を処分する政府の方針に対し、畜産業界の一部で反発が強まっている。

【写真説明】

英国中部カンブリア州の村で20日、羊の死体を引きずって集める獣医師=AP

 

《朝日新聞 2001年03月21日より引用》

 

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