牛肉の消費量、ドイツは半減 狂牛病と口蹄疫の影響
2001年03月20日
【ブリュッセル19日=冨永格】欧州連合(EU)の農相理事会が十九日始まり、狂牛病と口蹄疫(こうていえき)への対応策の協議に入った。欧州委員会の報告によると、EUの牛肉消費は「平時」に比べ約二五%減の状態が続いており、特に大消費地のドイツでは半減した。
三月半ばの時点で消費減が目立つのは、ドイツを筆頭にイタリアが四二%減、スペインが三五%減など。北欧では横ばいで、「火元」の英国では逆に三%増えた。農相理では畜産農家の救済策とともに、域外諸国の「過剰反応」をどう抑えるかも話し合う。
《朝日新聞 2001年03月20日より引用》