宮崎市の和牛、口蹄疫感染か 92年ぶりに殺処分
2000年03月26日
宮崎県畜産課は二十五日、宮崎市内の肥育農家の和牛が悪性の伝染病、口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いがあると発表した。十頭に発熱、食欲不振などの症状が現れ、血清検査の結果、八頭から口蹄疫ウイルスの抗体が見つかったため、すべて殺処分した。感染が確認されれば、国内では一九〇八年以来九十二年ぶりになる。人体への影響はない。
農水省家畜衛生試験場で調べたところ、口蹄疫ウイルスの抗体が検出された。ウイルス自体は確認されなかった。
《朝日新聞 2000年03月26日より引用》