飼料のダイオキシン汚染で鶏肉・卵の販売停止へ ベルギー
1999年05月29日
【ブリュッセル28日=時事AFP】ベルギー保健省は二十八日、飼料のダイオキシン汚染が見つかったため、同国産のすべての鶏肉と鶏卵を一時的に販売停止にする方針を明らかにした。発表によると、来週、農業省が検査結果を公表して安全性が確かめられるまで、店頭から撤去するよう業者に求めるとしている。
農業省によると、検査は、飼料から高い水準のダイオキシンが見つかったために実施する。ダイオキシンに汚染された飼料用の動物脂肪はベルギーのほか、フランス、オランダの飼料メーカーにも出荷されており、両国にも通告をした。汚染源はまだ特定されておらず、調査を継続中という。
保健省は鶏肉や鶏卵を食べても急性の病気になる危険はないとしている。
《朝日新聞 1999年05月29日より引用》