20151212

「牛飼い女子」集結 盛岡で情報交換 /岩手県


2015年12月12日

肉牛生産と酪農に携わる県内の女性が情報交換する「牛飼い女子会」が11日、盛岡市内のホテルで開かれた。生産者が飼育事例を紹介したほか、グループに分かれて「魅力ある牛飼いのすがた」について意見を交わした。

「牛飼い女子」のつながりを強め、生産拡大や若い女性の就農を促すことを目的に県が今年度から事業を始めた。

この日は2回目の女子会で約70人の生産者が参加した。肉用牛の繁殖を手がける「奥州金ケ崎モーモーレディースの会」所属の佐々木生子(せいこ)さん(奥州市)と「奥中山酪農女子会」の酪農家中嶋瞳さん(一戸町)が事例発表した。2人はそれぞれ育て方やえさの工夫を報告。参加者からは出荷時の牛の体重や価格などの質問が相次いだ。その後、数人のグループに分かれて意見交換。牛をどう増やすかや、仕事の魅力について語り合った。

県内では各地で牛飼いグループが結成されている。県畜産課によると、現在8グループで計150人ほどが会員になっているという。小岩一幸総括課長は「地域から県内のネットワークを広げ、畜産振興を強めたい」と話す。(寺沢尚晃)
《朝日新聞社asahi.com 2015年12月12日より抜粋》

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