米産牛肉 輸入量2割増 1月 日米貿易協定発効で
2020.02.08
財務省が7日発表した1月の米国産牛肉の輸入量は2万1428トンで、前年同月比22・1%増となった。1月1日に日米貿易協定が発効し、米国産牛肉にかかる関税が38・5%から26・6%に下がったためだ。豪州など環太平洋経済連携協定(TPP)参加国からの輸入量は24%減った。
協定では、国内の畜産業への影響を抑える目的で、米国産牛肉の輸入が一定量を上回ると関税が上がる緊急輸入制限(セーフガード)が導入された。当面は1〜3月に6万334トンを超えると関税が38・5%に引き上げられる。
1月のペースが続くとこの基準を上回る可能性が出てくるが、4月には米国産牛肉にかかる関税が25・8%に下がるため、「2〜3月は輸入を控える動きが出てくる」(専門商社)との見方が強い。
《読売新聞 2020/02/08より引用》