20200206

アフリカ豚熱 水際対策強化へ


2020.02.06

家畜伝染病「ASF(アフリカ豚熱=アフリカ豚コレラ)」の水際対策を強化するため、農林水産省は5日、大量の肉製品を日本に持ち込むといった悪質渡航者に科す刑事罰の上限を、現行の「懲役3年または罰金100万円」から「懲役3年または罰金300万円」に引き上げることを決めた。法人に対する罰則の上限も、現行の「罰金100万円」を「罰金5000万円」とする。

農水省は、罰則を規定する家畜伝染病予防法の改正案を今国会に提出し、渡航者の増加が見込まれる東京五輪・パラリンピック大会までの施行を目指す。

豚肉や加工品は国内への持ち込みが原則禁止されている。農水省は現在、空港の手荷物などで肉製品を発見した場合、渡航者に警告書を交付。パスポート情報をデータベースに登録している。強化される罰則では、大量の肉製品を持っていたり、警告を受けたのに何度も持ち込みを図ったりする悪質な渡航者が対象となる。

 

《読売新聞 2020/02/06より引用》

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