20141229

宮崎の鳥インフル、4万羽の殺処分終了 消毒作業続く


堀川勝元、柴田秀並2014年12月29日12時44分

【動画】鳥インフルエンザが確認された鶏舎では、鶏の埋却や鶏舎の消毒などの作業が進められた=長沢幹城撮影

写真・図版
鳥インフルエンザが確認された鶏舎では、夜通しで作業が続けられた=29日午前6時56分、宮崎市高岡町、上田幸一撮影

写真・図版
宮崎市高岡町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が確認された問題で、県は29日朝までにこの養鶏場の約4万2千羽を殺処分した。引き続き約120人態勢で、鶏の埋却や鶏舎の消毒などの防疫措置を行っている。

特集:鳥インフルエンザ

県によると、養鶏場で鶏が相次いで死んだことから28日午前、系列会社が簡易検査を実施。陽性と確認し、県に通報した。県は遺伝子検査の結果を踏まえて国と協議し、29日午前0時から殺処分を始め、午前6時50分に終了した。

県は午前10時から養鶏業者らを集めて緊急の防疫会議を開催。今月中旬に延岡市で発生したことにも触れ、県畜産新生推進局の中田哲朗局長は「対策をやっても無駄じゃないかと思ってほしくない」と防疫対策の徹底を呼びかけた。

また、県はこの養鶏場から3キロ以内の移動制限区域内にある養鶏場5戸への立ち入り調査を始め、10キロ以内の搬出制限区域の54戸にも電話で異常の有無を確認している。農林水産省の疫学調査チームも宮崎入りし、環境省の野鳥緊急調査チームが30日~来年1月1日まで派遣される。(堀川勝元、柴田秀並)

 

《朝日新聞社asahi.com 2014年12月29日より抜粋》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です