豚流行性下痢、手引書作成へ 農水省
2014年06月07日
全国的に発生している豚の伝染病、豚流行性下痢(PED)について農林水産省は6日、消毒方法や発生時の対応などをまとめた防疫マニュアルを9月をめどに作ると発表した。対策を強める「特別防疫対策地域」を都道府県知事が指定できる仕組みも明記する。
マニュアルでは、発生時に関係者間で情報を共有する方法や範囲を定めたり、疑わしい豚がいた時に獣医師の診察を受ける基準を定めたりする。対策地域は、畜産関係者らと協議した上で、PEDが発生した地域や豚の移動が多い地域などを指定。法的な義務は新たに課さないが、発生時の報告や消毒を徹底する。PEDは昨秋以降、1日までに1道37県で発生し、少なくとも22万3千頭が死んだ。
《朝日新聞社asahi.com 2014年06月07日より引用》