沖縄豚コレラ 殺処分が終了 アグー豚 保護検討
2020年01月15日
沖縄県うるま、沖縄両市の養豚場で家畜伝染病「CSF(豚(とん)コレラ)」の感染が確認された問題で、県は14日、殺処分の対象とした6施設の計約7300頭について、全ての処分を終えたと発表した。11日時点では約6700頭を想定していたが、実際の飼育数はそれよりも多かったという。
県は順次、豚の埋却を進める一方、感染が確認された施設から半径10キロ圏内にある養豚場を対象に、さらなる感染拡大の有無を調べている。
一方、江藤農相は14日の閣議後記者会見で、沖縄のブランド豚「アグー」について、感染から保護するため県内での隔離移転を検討していることを明らかにした。隔離する際の移動費や施設の使用料などを国が全額助成するとしている。
ただ、県畜産課は「現状ではまだ避難させるというレベルに達していない」と説明しており、今後、状況が悪化すれば、隔離移転の検討を本格化させる方針だ。
《読売新聞 2020年01月15日より引用》