エース種牛の優福栄が死ぬ 県、後継牛選定へ /青森県
2013年05月16日
県は15日、県産黒毛和牛のエース種牛の「優福栄(ゆうふくさかえ)」(兵庫系)が死んだと発表した。昨年3月にエースの証しで7頭目となる県基幹種雄牛に指定されたばかりだった。生存する同牛は2頭となり、県は今後、優福栄と同系の後継牛の選定を進めていくという。
県畜産課によると、優福栄はつがる市の県産業技術センター畜産研究所で飼育されていたが、9日に食欲不振などの症状が見られ、15日朝に死んだという。
優福栄は、かつて伝説の種牛とされた「第1花国」系ではなく、県内に多い花国系の雌牛との掛け合わせで近親交配の問題を回避できるうえ、子牛の肉質の安定感があるとしてエースに選ばれた。人工授精用の凍結精液約1万5千本を生産しており、約8千本が残っているという。
《朝日新聞社asahi.com 2013年05月16日より引用》