20200109

豚コレラ 沖縄で確認 本州以外で初 人や物 感染源か


2020年01月09日

農林水産省と沖縄県は8日、同県うるま市の二つの養豚場で、家畜伝染病「CSF(豚(とん)コレラ)」の感染を確認したと発表した。2018年9月に岐阜県で発生し、近畿や関東に拡大していた一連の感染が本州以外で確認されたのは初めて。県は沖縄のブランド豚「アグー」を含む計1813頭の殺処分を進めている。

江藤農相は8日、沖縄入りし、玉城デニー知事と防疫対策などを話し合った。その後、記者団に「(本州から)大きく離れた沖縄で発生したことは深刻な事態。(防疫に向けて)あらゆる努力をしていきたい」と述べた。一連の感染では野生イノシシがウイルスを媒介したとされているが、県畜産課は「イノシシが海を渡ったとは想定しにくく、汚染された物品や人が入ってきた」との見方を示した。

県畜産課によると二つの養豚場は隣り合っており、うち一つの養豚場から豚が咳(せき)をするなどして死んだとの報告を6日に受けた。

 

《読売新聞 2020年01月09日より引用》

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