20120630

「卵かけごはん」あなた好みに 青森の卵、味わえる催し


2012年06月30日01時05分

日本人のソウルフード「卵かけごはん」。シンプルなだけに、素材の味がものを言う。究極の一膳を求め、全国から卵やしょうゆを取り寄せる人もいる。そんなファンをうならせる、こだわりの青森県産卵を味わえるイベント「あおもりたまごかけごはんまつり」が青森市の県観光物産館「アスパム」で29日、始まった。

東北牧場(東北町)の「身土不二(しんどふじ)・青玉」は、残留農薬ゼロをめざし、無農薬野菜だけをエサに育てられた鶏の卵。1個300円と値は張るが、1日にとれる約100個はネット販売ですぐに売れてしまう。

殻はひすい色。県の畜産研究所で30年以上かけて育成された「あすなろ卵鶏」の卵で、割ると黄身が大きいことが一目で分かる。

トキワ養鶏(藤崎町)の「こめたま」は、米をエサに育った鶏の卵。黄身がレモンイエローで、味もさっぱりしていて臭みがない。繊細な味わいゆえ「生で味わってもらうのが一番!」と生産者は太鼓判を押す。

イベントでは、「身土不二・青玉」や「こめたま」など14種類から好みの卵を選び、炊きたてのつがるロマンにかけて食べられる。

むつ市から来ていた公務員の小島一之さん(45)は「しょうゆをあまりかけなくても、卵自体に甘みがあっておいしい」とご飯をほお張っていた。

好みの卵1個につがるロマンのご飯1杯、みそ汁、漬けものがついたセットは250~500円。11種類の中から三つまで卵を選べる「おかわりセット」(500円)もある。7月1日まで。午前9時~午後3時。問い合わせは県観光連盟(017・735・5311)。(水戸部六美)

《朝日新聞社asahi.com 2012年06月30日より引用》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です