20110817

出荷停止で時期過ぎた牛1500頭買い上げ方針 福島県


2011年08月17日22時25分

福島県内の肉牛が出荷停止になっている問題で、県は17日、出荷時期を過ぎた約1500頭について、子牛の購入価格をもとに算定した3段階の価格で買い上げる方針を決めた。

対象は、政府が出荷停止を指示した7月19日時点で出荷時期(黒毛和種で29カ月)を過ぎていた牛。肉牛は出荷前に極限まで太らせるため時期を過ぎると死亡するケースも出ているが、こうした死んだ牛も対象になる。子牛の購入価格にエサ代などのかかった飼育経費を足す形で買い上げ価格を算定。黒毛和種の子牛を45万円以上で買った場合、買い上げ価格は84万円。子牛が35万~45万円なら79万円、35万円未満なら74万円となる。

県は今回の買い上げで畜産農家の一時的な救済にメドがついたとしている。今後、出荷停止の解除に向けて国との調整を急ぐ。

《朝日新聞社asahi.com 2011年08月17日より引用》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です