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全3500頭分を買い上げ=規制値以下も対象―農水省


2011年08月05日21時6分

農林水産省は5日、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた肉牛が流通していた問題で、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた牛肉だけでなく、規制値を下回ったものも買い取ると発表した。問題の稲わらを食べた全約3500頭分の肉が対象となり、焼却処分する。13県の畜産農家を対象に、1頭当たり5万円を支払う支援策も行う。こうした追加対策の費用として857億円を見込んでおり、2011年度予算の予備費を活用した上で、東京電力に請求する。

農水省は7月26日、規制値を超えた牛肉の買い取りを柱とする緊急対策を発表。その後、出荷停止の対象に岩手など3県が加わり、風評被害も拡大したため、対策を強化することにした。

[時事通信社]
《朝日新聞社asahi.com 2011年08月05日より引用》

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