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汚染牛問題、全頭検査などを要請 全中、農水相に


2011年07月29日19時16分

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた肉牛が流通した問題で、全国農業協同組合中央会(全中)は29日、鹿野道彦農林水産相に「緊急要請」をした。(1)汚染わらが供給された県での全頭検査(2)汚染わらを食べた牛の肉の買い上げ(3)価格の暴落で被害を受けた生産者・流通業者への万全な対策――を求めている。

この日、東京・大手町で開いた全国代表者集会で採択した。集会で福島県の代表者は「畜産農家は存亡の危機にある。原発事故の被害者であるにもかかわらず、被害者がなぜ廃業しなければならないのか。我慢ももう限界だ」と訴えた。

併せて、環太平洋経済連携協定(TPP)参加検討の中止、試験上場が認められた米の先物取引の本格導入阻止などを盛り込んだ重点要請を渡した。

《朝日新聞社asahi.com 2011年07月29日より引用》

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