20110724

汚染わらを食べた牛、14道県で2570頭出荷


2011年07月24日10時30分

放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の肉が汚染されていた問題で、朝日新聞社の23日現在のまとめでは、汚染されたわらが見つかった農家から出荷された牛は、14道県の約2570頭に上っている。内訳は、宮城県1183頭▽福島県554頭▽群馬県368頭▽静岡県138頭▽山形県94頭――などとなっている。

これらの肉は沖縄県を除く46都道府県に流通している。これまでの検査で、36頭の肉から、国の肉の基準値(1キロあたり500ベクレル)を超えるセシウムが検出された。

宮城県が23日に発表した内容によると、同県では畜産農家計53戸のわらから、国のわらの基準値(1キロあたり300ベクレル)を超えるセシウムを検出。3月11日以降、このうち43戸から865頭が出荷されていた。

さらに、わらを使い切るなどして検査ができなかった15戸のわらも同じように汚染されているとみなし、この15戸から出荷された318頭も含めた計1183頭の流通経路の特定を進めるという。

わらから検出されたセシウムは最大で約3万4千ベクレルで、乾燥前の水を含んだ状態に換算すると基準値の26倍だった。牛の出荷先は県内のほか、東京、山形、新潟、千葉の4都県にわたっていた。
《朝日新聞社asahi.com 2011年07月24日より引用》

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