牛の識別番号サイトにアクセス殺到 つながりにくい状態
2011年07月20日10時43分
基準を超える放射性セシウムに汚染された稲わらをえさにした牛の肉が福島県などから出荷された問題で、個体識別番号で牛の飼育履歴を調べられる独立行政法人「家畜改良センター」のホームページにアクセスが殺到し、つながりにくくなっている。
個体識別番号は牛ごとに割り当てられた10桁の番号。ホームページで番号を入力すると、生まれ育った都道府県や移動履歴が分かる。番号で検索できる他の手段はない。普段の検索数は1日に13万頭前後だが、12日ごろから2~3割増え約16万頭になっている。アクセスは午前9時から午後5時ごろまでが多い。
2004年の開始以来、初めての事態で、同センターは「時間をおいてつないでいただくしか、今のところ方法がない」という。
《朝日新聞社asahi.com 2011年07月20日より引用》