牛42頭、23都府県で流通 エサわら汚染
2011年07月16日3時21分
福島県浅川町の畜産農家が出荷した牛の肉から国の基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、出荷された42頭の流通先が23都府県に広がることが、朝日新聞が各自治体に取材した16日午前1時現在のまとめでわかった。
基準値を超えるセシウムも、東京都に続いて山形県で検出された。同県によると、この農家が仙台市に出荷した10頭のうちの1頭の肉から、基準値(1キロあたり500ベクレル)を上回る694ベクレルを検出。この肉は同県酒田市の卸業者が購入し、保管しているという。
42頭はまず、4都県の食肉処理場に出荷された。東京都に13頭、千葉県に5頭、仙台市に10頭、横浜市に14頭。ここで処理された肉は東京都、仙台市、横浜市の3カ所の中央卸売市場食肉市場に運ばれ、そこから卸売業者を経るなどして全国のスーパーや精肉店などに販売された
《朝日新聞社asahi.com 2011年07月16日より引用》