20110713

汚染牛肉8都道府県で438キロ消費 流通の3割


2011年07月13日23時44分

6頭の流通状況

6頭の流通状況

福島県南相馬市の農家が出荷した牛11頭から基準を超える放射性セシウムが検出された問題で、この農家が11頭より先に出荷した6頭について、東京都は13日夜、流通状況の最終調査結果を発表した。8都道府県で計約438キロが食用として消費されたとみられ、流通した計約1439キロの約3割に当たる計算だ。

精肉店や飲食店などを通じて消費されたとみられるのは、北海道、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、徳島、高知の8都道府県。都は、牛肉トレーサビリティー法に基づく個体識別番号で管理されていない内臓部分を除き、流通先をすべて把握したとしている。この日、検査中だった2頭の牛の肉からそれぞれ、これまでで最も高い1キロ当たり4350ベクレルと3710ベクレルの放射性セシウムが検出された。この2頭については、一部、業者が自ら消費したとみられるが、一般には流通していないという。6頭すべてが国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を超え、基準の約4~9倍弱の放射性セシウムが検出されたことになる。

都は健康への影響について「暫定規制値は1年間食べ続けた場合を考慮した数値。1度食べても心配する必要はない」としており、販売した精肉店や飲食店の名前は公表しないという。

 

《朝日新聞社asahi.com 2011年07月13日より引用》

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