農水省「輸出・国際局」新設へ
2020.09.24
農林水産省が組織再編を検討していることがわかった。食料産業局の輸出関連部署と国際部を再編し、「輸出・国際局(仮称)」を新設することが柱だ。対外関係を一元的に担う組織とし、農林水産物や食品の輸出を推進する。
局の構成変更が絡む組織再編は2015年度以来、6年ぶりとなる。21年度の組織・定員要求に盛り込む方向で調整している。
海外で人気の高い和牛などの生産基盤を強化するため、生産局に置かれている畜産部の「畜産局(同)」への格上げも盛り込む。
政府は、30年までに農林水産物や食品の輸出額を5兆円まで増やす目標を掲げている。19年の実績は9121億円にとどまっており、ハードルは高い。農水省は組織再編を通じ、農林水産業の「成長産業化」を進めたい考えだ。
《読売新聞 2020/09/24 より引用》